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【空き家整理】自力？業者？片付ける手順とコツについて（業者の費用相場も解説！）

空き家

2025.05.15

空き家の片付けを自力でするか業者に依頼するべきか迷っている
空き家の片付けをスムーズに進める方法や手順がわからない
業者に任せるなら、費用相場がどれくらいなのか知りたい

こんな悩みにお答えします。

空き家の片付けを進めるには、まず基本的な手順や、スムーズに進めるためのコツを知ることが重要です。地図を持たないで目的地に向かうよりも、地図があった方が効率よく目的地に到着できるのと同じように。

そこでこの記事では、以下の内容についてくわしく解説します。

自力で空き家を片付ける際の具体的な手順とコツ
業者に依頼する際の費用相場と選び方
助成金や補助金をうまく利用する方法

この記事を読むことで、空き家整理の進め方が明確になり、無駄な時間や費用をかけずにスムーズに片付けを終えられるようになります。

手間を減らして効率的に片付けを終えたい方にこそ、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね！

空き家の片付けを始める前に確認すべきこと

空き家の片付けを始める際には、事前の計画と準備が成功の鍵を握ると言っても過言ではありません。

まずは次の3点を押さえておきましょう。

片付けできる人数を把握しておく
必要な準備物をリストアップしておく
ゴミや不要品の処分方法を把握しておく

このように準備を徹底すれば、空き家の片付け作業を効率的に進められるようになり、スムーズに完了できるでしょう。

それぞれ確認しておきましょう。

片付けできる人数を把握しておく

空き家の片付けをスムーズに進めるためには、作業を行う人数を事前に把握し、効率の良い手順を考えることが重要です。

自力で片付けを行う場合、目安として3人以上の作業メンバーがいると効率的に進められる傾向があります。人数が多ければ、それぞれの役割を明確に分担することで作業時間を短縮できる可能性が高まるからです。

たとえば、1人が仕分け作業を担当し、もう1人が不用品の搬出作業を行うなど、具体的な手順に基づいた役割分担を決めましょう。こうすることで、無駄な待ち時間を減らし、効率的に作業を進めることができます。

また、空き家の片付けには想像以上に時間がかかる場合があります。そのため、最初に集まる人数や作業時間をしっかりと設定し、余裕をもったスケジュールを計画しておくことが成功の鍵となります。

必要な準備物をリストアップしておく

空き家の片付けをスムーズに進めるためには、事前に必要な準備物をリストアップしておくことも重要です。

まず、安全かつ効率的に作業を進めるための必需品として、以下のような道具は必ず用意しておきましょう。

ゴミ袋
軍手
マスク
掃除機
雑巾
洗剤

これらの準備物をあらかじめ用意しておくことで、作業当日のトラブルを防ぎ、空き家の片付け作業に専念できる環境が整います。また、家具や大型の不用品を移動する際に役立つ台車や工具類も準備しておくと便利です。

足りなくなって買い足すことになると、思った以上に時間をロスしがちです。事前の準備は、片付けをスムーズに進められるかに直結します。そのため、十分な時間をかけて備品の確認を行いましょう。

ゴミや不要品の処分方法を把握しておく

空き家の片付けを進めるにあたっては、出たゴミや不要品の処分方法を正しく把握しておきましょう。

地域のゴミ処理施設への持ち込みが可能かどうか、また粗大ゴミとしての扱いが必要なものについて、各自治体のホームページなどを事前に確認しておけば、後々のトラブル回避につながります。

不用品の中にはリサイクル可能なものや再利用価値のあるものも含まれている場合があり、これらについてはリサイクル業者や不用品回収業者などに依頼する手段を検討しましょう。売却できれば処分料金を削減できたり、臨時収入にもなったりするからです。

このように環境へ配慮した適切な処理を行うことは、空き家の片付けの一環としても大切なポイントです。

【4ステップ】空き家を自力で片付ける具体的手順

空き家を自力で片付けるためには、計画的な手順を踏むことが成功の鍵となります。

誰でも取り組める手順として、以下の4つのステップを紹介します。

【ステップ①】スケジュールを作成する
【ステップ②】必要な物とと不用品を仕分ける
【ステップ③】ゴミや不用品を処分する
【ステップ④】部屋を清掃する

大切なことは、コツコツ継続して、着実に前に進むイメージを持つこと。

計画的かつ効率的に進めることで、空き家の整理が思った以上にスムーズに進むことでしょう。

【ステップ①】スケジュールを作成する

空き家の片付けを始めるにあたって、まずはしっかりとしたスケジュールを作成しましょう。

必要な時間を見込み、作業日を設定し、何日間をかけてどの部屋から手を付けるかを具体的に決めると、空き家の片付けはスムーズに進められます。

さらに、実際の作業を行う際は余裕を持って時間を確保することが大切です。時間に余裕があれば、多少スケジュール通りに進められなくても焦燥感に駆られることもなく、心にゆとりを持って片付けに臨めるからです。

参加する人数によってもスケジュールが変わるため、事前に参加可能な人数や希望を確認し、調整を行うことも欠かせません。計画的に作業を進めることで、効率よく片付けを進められるだけでなく、無駄な時間や労力を減らすことにもつながります。

【ステップ②】必要な物とと不用品を仕分ける

次に、空き家の中の物を、『必要な物』と『不用品』に仕分けます。

まず、使っていない物や壊れている物を捨てるため、そのリストを作成しておくと効率的です。その際、必要な物、不用品、判断が難しい物を一時保留とするなど、自分なりの基準を設けると整理がスムーズに進みます。

たとえば、過去1年間使用していない物については手放すなど、ルール化すればスムーズに進めることができます。また、仕分けが完了した後には、不用品を正確に分別することで、その後の処分作業もより効率的に進められます。

処分に迷うものは保留箱などに移し、マイルールに従って淡々と仕分けていけば、空き家の整理自体もストレスを軽減しながら進められますよ。

【ステップ③】ゴミや不用品を処分する

仕分けが完了したら、ゴミや不用品の処分に取り掛かります。

燃えるゴミや資源ごみは、スケジュールに基づいてゴミ収集場所に計画的に出しましょう。

粗大ゴミなどの不用品の処分方法にはいくつかの選択肢があります。たとえば、以下のような処分方法が一般的です。

自治体の戸別収集サービスを使う
地域のゴミ処理施設へ持ち込む
専門業者に回収を依頼する

特に、大型の家具や電化製品などは自力で運ぶのが困難な場合が多いため、プロの力を活用すると効率的に処分できます。

まだ使える不用品については、リサイクルショップに持ち込むことで、再利用されるだけでなく、思わぬ収入につながることもあります。処分の際には地域のルールに従い、適切な分別と方法を心がけることが重要です。

この手順をしっかりと実行することで、空き家が見違えるほどすっきりと片付きます。

【ステップ④】部屋を清掃する

空き家の片付けが完了したら、最後に部屋を掃除しましょう。

片付けを終えた後に溜まりがちなホコリや汚れをしっかり取り除くことが重要です。単に掃除機をかけるだけではなく、拭き掃除を加えることで部屋全体が清潔になり、より一層快適な空間を整えることができます。

特にキッチンや水回りなどは汚れが目立ちやすい場所であるため、丁寧に清掃を行うことが必要です。また、窓やその周辺の箇所も見落とさずに整理・清掃を行うことで、部屋全体の印象をより良くできます。

整った清潔な空間は、空き家を再活用する際や次の作業へ進む際に気持ちを新たにするための大切なステップとなります。

効果的に空き家を整理する3つのコツ

空き家を効果的に整理するためには、以下の3つのコツを活用しましょう。

①一部屋ずつ片付けていく
②短期間で片付けようとしない
③家族や親族と話し合っておく

これらのポイントを意識しながら進めることで、空き家の整理をスムーズに進められます。

不要なトラブルの回避にもつながりますので、確認しておきましょう。

①一部屋ずつ片付けていく

空き家の整理を行う際には、一部屋ずつ計画的に片付けることが大切です。

全体を一度に片付けようとすると、作業が非効率になり、混乱を招くケースが多いとされているからです。一つの部屋が完了すれば、達成感を得られるだけでなく、次の部屋への作業意欲も高まるため、効率的な片付けのコツとしておすすめの方法です。

さらに、仕分けや清掃を行う際には、どの部屋にどれだけの時間をかけるかを事前に計画しておくことで、スムーズに進行しやすくなります。

このように一部屋に集中して徐々に進めていくアプローチを取れば、全体の状況も把握しやすくなり、片付けの目処が立てやすくなるでしょう。

②短期間で片付けようとしない

空き家を整理する際、短期間での片付けを目指すのはあまりおすすめできません。

というのも、時間をかけてゆっくり進めることで、無理なく作業を行うことが可能になるからです。また、積み上がった物の量や状態を見極める時間ができるため、大切な物を見落とす心配も減ります。集中力が持続しづらい場合もあるため、十分な間隔を設けることが有効です。

数日間にまたがるように計画を立てると、体力的にも精神的にも負担が軽減され、継続的に作業を進めやすくなります。

焦りは禁物。無理をせず、マイペースで作業を進めるよう心掛けましょう。

③家族や親族と話し合っておく

空き家の片付けを行う際には、家族や親族とのコミュニケーションが非常に重要です。

事前に片付けに関する意見を共有することで、スムーズに作業を進められるからです。

また、特に思い出の品や大切な物については、他の人と意見交換を通じて貴重な気づきや新たな価値をもたらすことがあります。共同で作業を進めることにより、感情面への配慮ができ、落ち着いた環境で効率よく進められるようになります。

さらに、空き家の片付けを進めるうえでのコツとして、作業日に誰が参加するかについて事前に話し合い、役割分担を明確に決めておくこともおすすめ。

こうした準備を行えば、作業中のトラブルを未然に防ぐことができ、家族間の協力体制が強化され、片付けが効率的に行えるようになります。

長期間放置された空き家のリスクとは？

長期間放置された空き家には、さまざまなリスクが潜んでいます。

主なリスクとして、次の3つを覚えておきましょう。

犯罪リスク
火災リスク
『特定空き家』に認定されるリスク

空き家のリスクを軽減するためには、早急な対処が不可欠です。その一環として、空き家の片付けや整理を計画的に進めることが重要です。老朽化した家屋や不要な物品を整理することで、安全性が向上し、犯罪の抑止にもつながります。

さらに、早期の片付けと整理は、空き家の活用や売却を円滑に進めるための第一歩となります。安全で快適な生活環境を維持するために、空き家の片付けと整理を早期に実施することを心がけましょう。

犯罪リスク

長期間放置された空き家には、さまざまな犯罪リスクが潜んでいます。無人の状態が続くと、空き家は侵入者にとって格好のターゲットとなります。

特に、空き家を利用した不法侵入や器物損壊、さらには住居侵入による犯罪が発生するケースが多く見られます。

周囲の住民にとっても、こうした空き家が存在することで治安への不安が高まり、地域全体の安全が損なわれる危険性があります。

また、犯罪が実際に発生した場合、その影響は周辺住民にも及び、コミュニティ全体の信頼関係に悪影響を及ぼすこともあるため、早急な対策が求められます。

火災リスク

空き家が長期間放置されることで、火災リスクも増加することが知られています。

特に古い建物では、電気系統の老朽化や可燃物の堆積が進み、火災の引き金となることがあります。周囲に可燃性のものが多くなると、万が一の火災が発生した場合の状況はさらに悪化します。

周辺の住宅や施設にまで類焼被害などが及ぶ可能性があるため、適切な管理や片付けが不可欠です。

危険な状態を放置すれば、取り返しのつかない事態を招くおそれがあるため、定期的な点検や適切な対応が必要となります。

『特定空き家』に認定されるリスク

長期間放置された空き家は、『特定空き家』と認定されるリスクがあります。

特定空き家に認定されると、地方自治体からの行政指導が入ることがあります。これにより、是正措置が求められたり、最悪の場合には強制撤去が実施されることもあります。

また、特定空き家に指定されると固定資産税に対する住宅用地の特例が適用されなくなるため、固定資産税の負担が大きくなります。このように所有者には多額の費用や手間がかかる可能性があるため、早期に対策を講じることが重要です。

特に、適切な管理や定期的な点検を行うことで、リスクを軽減し、トラブルを未然に防ぐことが望まれます。

空き家の片付けを業者に依頼する際のポイント

空き家の片付けを業者に依頼する際は、まず信頼できる業者を選ぶことが重要です。

業者の実績や口コミを詳しく確認することで、その業者が安心して任せられるかどうかを判断できます。また、必ず見積もりは複数の業者から相見積もりを取り、料金や提供されるサービス内容をしっかりと比較検討しましょう。

料金体系が明確であるかどうかを確認し、特に追加料金が発生しないか注意することが、後から起こり得るトラブルを防ぐカギとなります。さらに、業者が空き家の片付けに必要な許可や資格を適切に保持しているかを事前に確認することも大切です。

こうした事前準備を丁寧に進めることで、適切な業者を選び、安心して空き家の片付けを依頼することができ、スムーズな作業を実現できるでしょう。

まずはメリットとデメリットを把握する

空き家の片付けを業者に依頼する際には、まずそのメリットとデメリットを理解することが重要です。

業者に依頼することで、時間や労力を大幅に節約することが可能となります。また、専門的な知識を持つ担当者によって、効率的な作業が行われるため、スムーズに片付けが進むメリットもあります。

一方で、依頼する場合は料金が発生するため、予算の検討も欠かせません。特に、見積もり以上の費用が発生する場合もあるため、その点についても注意を払う必要があります。

必要な許可を持っているかを確認する

業者を選ぶ際は、必要な許可や資格を持っているかどうかを事前に確認することが欠かせません。

一般家庭から不用品などを回収するには「一般廃棄物収集運搬業許可」、買取サービスをするなら「古物商許可証」が必要になります。

このように特定の業務を行うためには、適切な資格や許可を取得している必要があります。許可の有無を確認することで、信頼できる業者を選ぶ手助けとなり、万が一のトラブルの未然防止にもつながります。

万が一、不適切な業者に依頼した場合は、法的な問題が生じる可能性もあるため、慎重な判断が求められます。

必ず相見積もりを取る

より良い選択にするためには、複数の業者から見積もりを取り、比較・検討するようにしましょう。

同じ条件で見積もりを依頼すれば、提示された料金やサービス内容の適切さをより客観的に判断できます。また、見積もりの比較を通じて、業者ごとの信頼性や対応の質を見極められるため、安心して任せられる業者選びにつながります。

適切な見積もりを取ることで、料金やサービスのバランスを最大限に考慮し、満足のいく結果を得られる可能性が高まります。

業者の実績や口コミをチェックする

業者の実績や口コミは、見積もりを依頼する際の重要な判断材料となります。

過去の作業実績を確認することで、その業者がどのような品質のサービスを提供しているのかを具体的に把握できます。特に、事例や改善点をチェックすることで、業者の技術力や対応力を深く理解する助けとなります。

また、実際の顧客から寄せられた口コミを丁寧に確認すれば、業者の信頼性や評判を把握でき、自分のニーズに合致したサービスを提供しているかどうかも判断しやすくなります。

これらの情報を踏まえて見積もりを取得することで、より適切で安心できる業者を選定する一助となるでしょう。

料金体系が明瞭で追加料金が発生しない業者を選ぶ

料金体系が明確であることも不可欠です。

料金が不透明な業者は、後から追加料金が請求される可能性が高くなるため、注意が必要です。

事前に見積もりを詳細に読み込み、項目ごとの料金を確認することが大切です。また、契約時に約束された内容がきちんと文書で示されることも重要な要素となります。

トラブルを避けるためにも、明瞭な料金体系を提示する業者を選ぶよう心掛けましょう。

買取サービスのある業者を選ぶ

空き家の片付けを依頼する際に、買取サービスを提供している業者の選択肢も視野に入れましょう。

なぜなら、不要な家具や家電などが出た場合、それらを買取してもらうことで、費用の一部を賄うことが可能になる場合があるからです。

片付けの過程で無駄を減らし、さらに収入につなげることができるので、全体的なコストを抑える助けにもなるでしょう。

買取サービスを行っている業者であれば、再利用の観点からも環境に配慮した手続きが期待されるため、選択肢として考えてみる価値があります。

空き家の片付けにかかる費用相場とは？

空き家の片付けにかかる費用は、地域、作業内容、業者などの条件によって異なります。

オモイデに掲載する業者の平均値になりますが、下表を参考にしてみてください。

間取り	作業人数	作業時間	料金
1K・1R	1～2人	1～3時間	50,000円～80,000円
1DK・2K	2～3人	2～４時間	90,000円～120,000円
1LDK・2DK	2～５人	2～6時間	130,000円～160,000円
2LDK・3DK	3～7人	3～10時間	170,000円～200,000円
3LDK・4DK	4～8人	3～12時間	210,000円～240,000円
4LDK以上	4～10人	6～15時間	250,000円～