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なぜ孤独死したらゴキブリが出るの?ゴキブリが集まる3つの原因と対処法

孤独死

2025.12.17

孤独死

  • どうして孤独死の現場にはゴキブリが集まるの?
  • ゴキブリだらけの部屋はどうやって清掃すればいいの?
  • 特殊清掃業者に依頼しようか悩む。業者選びで気をつけるべきポイントは?

こんな悩みにお答えします。

 

孤独死の現場は遺体のコンディションにより、しばしば悲惨で壮絶な状態になります。そして現れるのがゴキブリ。ただでさえ大変な部屋の清掃に加えて、ゴキブリの駆除となるとゾッとしますよね…

 

この記事でわかることは、

  • 孤独死の現場にゴキブリが集まる3つの原因
  • 孤独死の現場によく発生する害虫について
  • 特殊清掃業者に任せる3つのメリット
  • 特殊清掃業者を選ぶときの3つのポイント

結論、ゴキブリが発生した孤独死の現場は、迷わず特殊清掃業者に依頼しましょう。

 

なぜなら、あらゆる負担とリスクを回避できるから。

 

これから孤独死の現場を清掃する方や、ゴキブリの大量発生に追われている方は、さっそく記事の内容にしたがって対策を進めましょう。

 

 

孤独死の現場にゴキブリが集まる3つの原因

 

ゴキブリが集まる主な原因は、以下の3つです。

  • 原因①:不衛生な環境
  • 原因②:通気性の悪さ
  • 原因③:遺体の腐敗

ゴキブリが集まる原因を紐解いていきます。

 

原因①:不衛生な環境

 

ゴキブリは不衛生な環境で持ち前の繁殖力を発揮するからです。

 

孤独死した原因がセルフネグレクトだった場合、室内環境は悪くなりやすく、もともと住み着いていたゴキブリがさらに繁殖します。

 

以下のように広範囲にエサを確保できるゴキブリにとって、不衛生な環境は好都合になります。

  • 食べ残し・飲み残し
  • 落ちた人間の髪の毛・爪・皮膚
  • ホコリ

 

生ゴミの放置があればもちろん集まりますし、置きっ放しのダンボールや新聞・チラシは住処にも食料にもなってしまいます。

 

エサと水さえあれば繁殖できるゴキブリにとっては最高の環境と化すのです。

 

 

 

原因②:通気性の悪さ

 

ゴキブリは高温多湿な環境が大好きだからです。

 

ダンボールや新聞紙・チラシを住処にする理由も、ジメジメと湿気が高く、暖かい場所だから。

 

さらに湿気で発生したカビをゴキブリはエサにできますので、さらなる繁殖にもつながります。

 

水一滴あれば3日〜10日は生き延びられるゴキブリにとって、高温多湿はとても都合の良い環境になってしまうのです。

 

 

 

原因③:遺体の腐敗

 

遺体の死臭などがゴキブリを引き寄せる原因となるからです。

 

孤独死した直後の遺体には寄りつかなくても、ゴキブリにとって侵食できる遺体が腐敗したタイミングでたくさん集まります。

 

さらに厄介なのが、ゴキブリが放つフェロモン。

 

孤独死した遺体が放つ死臭や体液によってゴキブリが集まり、集まったゴキブリの糞から出るフェロモンによって、さらにゴキブリが集まります。

 

 

 

孤独死の現場によく出る害虫一覧(ゴキブリだけではない)

 

孤独死した現場に発生するのは、「チャバネゴキブリ」や「クロゴキブリ」などのゴキブリだけではありません。

 

以下のようにさまざまな害虫が集まることも念頭におきましょう。

  • ウジ虫
  • ハエ
  • チャタテムシ
  • ヒメマルカツオブシムシ
  • シデムシ

 

ウジ虫

 

ウジ虫とはハエの幼虫です。

 

孤独死した遺体から発生するのではなく、実際には死臭に誘われて外からウジ虫が集まってきます。

 

孤独死した遺体に群がるだけでなく、排泄物が流されずに放置された便器などにも群がります。

 

ウジ虫は小さいので畳の裏やタンスの隙間など、あらゆる場所に生息しますので、駆除するには大変な労力が伴います。

 

 

ハエ

 

ハエとはウジ虫が成虫になった姿です。

 

発生したウジ虫は2週間程度でハエになり、ハエは遺体に卵を産みつけます。また卵からウジ虫として成長し、ハエに成長するサイクルをずっと繰り返します。

 

また、ハエは小さな隙間も見逃さないので、外部から孤独死があった部屋に侵入してきます。

 

上記のような理由によって、孤独死した遺体がある部屋には大量のハエが飛び交ってしまうのです。

 

 

チャタテムシ

 

チャタテムシとは、1〜2mm程度の茶色の虫でダニとよく似ています。

 

お米や小麦粉を好み、主にカビを食べて繁殖します。メスのみで繁殖できるという驚異の個体でもあります。

 

ゴキブリと同じく高温多湿な場所を好む特徴があります。

 

ヒメマルカツオブシムシ

 

ヒメマルカツオブシムシとは4〜5mm程度の大きさで、ゴミ屋敷に発生する虫の代表格です。

 

「カツオブシ」という名前にもあるように、かつお節などの動物性の乾燥食品や、羊毛や絹を使った衣類をエサとします。

 

ですので、乾燥した食べ物の周りやパントリー、クローゼットに集まります。

 

 

シデムシ

 

シデムシとは「死出虫」と表記されるように、死肉をエサにします。

 

シデムシの仲間の多くは「死肉食」という特徴を持ち、自然の中では動物の死体などを食べて自然に還す役割を担っています。

 

また、ウジ虫もエサにしますので、孤独死した遺体がある部屋に集まってくるのです。

 

 

 

【対策はコレ一択】ゴキブリが発生した孤独死の現場は特殊清掃業者がおすすめ

おすすめ

 

孤独死した現場にあふれかえったゴキブリの駆除は、特殊清掃業者へ依頼しましょう。

 

なぜなら、感染症のリスクが非常に高いから。

 

たとえば以下のような要因により、感染症のリスクが上がります。

  • 害虫や寄生虫
  • 細菌やウイルス
  • カビやホコリ

発熱や下痢、咳などの症状であればまだマシです。

 

場合によっては症状が重篤化する病気や、死に至ったケースもありますので注意しましょう。

 

 

プロと素人の違い

 

感染症の恐ろしさやリスクを熟知しているプロの業者は、必ず専用の防護服やマスク、ゴーグル、手袋を着用します。

 

そしてオゾン燻蒸によって、殺菌消臭とゴキブリ駆除を行います。

 

オゾン燻蒸は使用後の危険性が低いうえに、孤独死の現場に発生したあらゆる害虫や害獣を駆除できます。そのうえ、使用後はすぐに安全な状態に復旧できます。

 

年末の大掃除くらいのテンションでは到底敵わない現場、それが孤独死した現場です。

 

 

 

特殊清掃業者に任せる3つのメリット

 

特殊清掃業者に任せることで得られるメリットは以下の3つです。

 

  • メリット①:清掃とゴキブリ駆除の両方に対処できる
  • メリット②:コストと時間を節約できる
  • メリット③:被害を最小限にとどめられる

 

順番に解説します。

 

 

 

メリット①:清掃とゴキブリ駆除の両方に対処できる

 

孤独死した遺体から出る体液・血液や死臭だけではなく、ゴキブリの駆除も一貫して対処できるからです。

 

オゾン燻蒸や専用の薬剤を使うので、高い殺菌消臭とゴキブリの再発防止が期待できます。

 

徹底的に衛生面を改善できるのが魅力で、費用対効果は高いと言えるでしょう。

 

 

 

メリット②:コストと時間を節約できる

 

特殊清掃のプロとゴキブリ駆除のプロを個別に手配するよりも、トータルの費用を抑えられるからです。

 

特殊清掃とゴキブリ駆除をオールインワンで作業してもらえるので、時間短縮にもなります。

 

早く対処しないといけない孤独死の現場だからこそ、メリットを強く感じる部分です。

 

 

 

メリット③:被害を最小限にとどめられる

 

孤独死した遺体が腐敗している場合は、まさにスピード勝負です。

 

なぜなら、遺体の腐敗は時間の経過とともに進むので、汚れや臭いは広がり、ゴキブリなどの害虫もますます集まるからです。

 

スピーディーに対処できると、以下のようなリスクを軽減できます。

  • 体液・血液や死臭の床・壁・天井などへの染み込み
  • 害虫や悪臭による隣人トラブル
  • 不要な家賃の支出

 

特殊清掃業者に任せて、被害を最小限にとどめましょう。

 

 

 

特殊清掃業者の選びときの3つのポイント

ポイント

「とは言っても、どの業者を選ぶべきかわからない…」という方は、以下のポイントを押さえておきましょう。

 

  • ポイント①:特殊清掃の専門業者であること
  • ポイント②:実績が十分にあること
  • ポイント③:解体工事業登録をしていること

ゴキブリが発生する現場は、単に孤独死が起こった現場以上にさまざまなリスクが伴いますので、ポイントをしっかり押さえて業者を手配しましょう。

 

 

 

ポイント①:特殊清掃の専門業者であること

 

遺品整理のついでに清掃もしてくれる業者ではなく、特殊清掃をメインにしている業者を選びましょう。

 

感染症のリスクとゴキブリの再発を徹底的に防げるからです。

 

そのうえで遺品整理もできる業者であれば、ワンストップで作業を進めてもらえるメリットもあります。

 

まずは、「特殊清掃に特化しているのか?」という視点で業者を選ぶことをおすすめします。

 

 

 

ポイント②:実績が十分にあること

 

スムーズな作業が期待できるからです。

 

以下のような点について、会社のホームページなどで確認しておきましょう。

  • 年間の清掃数
  • 作業歴
  • 口コミ

 

口コミは会社のホームページだけではなく、インターネットやSNSなどでも検索しておくとより安心材料になるでしょう。

 

 

 

ポイント③:解体工事業登録をしていること

 

孤独死した部屋の状況によっては、建物の一部を解体して撤去する必要があるからです。

 

たとえば、体液や血液が床やカーペットを貫通して、下のコンクリート部分まで達していることも少なくありません。ニオイの染みついた壁紙はすべて剥がすことも。

 

きちんと解体工事をできる業者に任せるようにしましょう。

 

また、あわせて以下のような資格の有無もチェックしておきましょう。

  • 遺品整理もお願いするなら『遺品整理士』
  • 不用品を回収してもらうなら『一般廃棄物収集運搬業許可』
  • 不用品を買取してもらうなら『古物商許可証』

 

資格がなくても特殊清掃はできますが、「事件現場特殊清掃士」の資格を持った業者を選ぶのも安心材料につながります。

 

特殊清掃業者を含め、やばい遺品整理業者に捕まりたくない方は以下の記事も参考にしてみてください

>> 【トラブルを事前に防ぐ!】遺品整理でやばい業者の5つの特徴と対策

 

 

 

まとめ【孤独死した現場は特殊清掃業者に任せるのが吉】

 

今回は孤独死によってゴキブリが発生する原因や、対処方法について解説しました。

 

おさらいですが、ゴキブリが発生する原因は以下の3つです。

  • 原因①:不衛生な環境
  • 原因②:通気性の悪さ
  • 原因③:遺体の腐敗

結論、上記のようなゴキブリが大量発生する孤独死の現場は、特殊清掃業者に任せることを強くおすすめします。

 

感染症のリスクと、心身にかかる負担を大きく軽減できるからです。

 

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