お役立ちコンテンツ

家財道具の処分を依頼する方法は?できる限り安く処分するポイントも解説

2024.02.28

引越しや遺品整理などで大量の家財道具を処分しなければならないという場合、どこに依頼するべきか悩むところです。

結論から言うと、処分する家財の量や大きさ、目的によって選ぶべき処分方法は異なります。

そこで、今回は家財の処分方法や安く処分するポイントについて詳しく解説します。

 

家財道具の処分方法6選

家財道具を処分する方法は、以下の6通りがあります。

処分方法 おすすめシチュエーション
自治体の粗大ゴミ回収 ・家財の量が少なく、大型家電がない
リサイクルショップで売る ・家財が新しい(製造5~10年以内)
フリマアプリやネットオークション ・家財が新しい(製造5年以内)

・処分に時間をかけられる

不用品回収業者 ・家財の量が多くまるごと片付けたい
遺品整理回収業者 ・故人の家にある家財を片付けたい

・家財以外の遺品整理もまとめて行ってほしい

引越し業者の引き取りサービス ・引越しに伴って家財を処分したい

それぞれ詳しく特徴を見ていきましょう。

 

自治体の粗大ゴミ回収

【自治体の粗大ごみ回収のメリット・デメリット】

・メリット:安く処分できる

・デメリット:自力で運ぶ必要があり、大量だと大変

処分したい家財道具が少なく、大型家電がないなら自治体の粗大ゴミ回収が安くておすすめです。

自家用車があれば、地域の処理センターに持ち込むことでさらに安く処分できます。

一方で、自力で運ぶ必要があり、回収用の証書を買う手間などがかかるため、大量に処分したい場合には向いていません。

 

リサイクルショップで売る

【リサイクルショップのメリット・デメリット】

・メリット:売れたら利益になる

・デメリット:状態が悪い物、古い物は買い取ってもらえない

まだ購入から5年以内のもので状態がきれいな物は、リサイクルショップや買取業者に依頼する方法があります。

中には出張買取に対応している業者もあるので、自宅にいるまま家財を片付けられ手間もかかりません。

買取価格のついた物は、収入になるためお金をかけずに得をできるというのも嬉しいポイントです。

一方で、買取価格がつかない物は引き取りを断られてしまうこともあるので、注意しましょう。

 

フリマアプリやネットオークション

【フリマアプリやネットオークションのメリット・デメリット】

・メリット:売れたら利益になる

・デメリット:買い手が見つかるまでは処分できない

処分したい物が需要が高い物であれば、リサイクルショップよりもフリマアプリやネットオークションの方が高く売れる可能性があります。

ただし、買い手がつくまでは処分できないため、引越しや処分する期日が決まっている場合は別の方法と同時に利用するのがおすすめです。

 

不用品回収業者

【不用品回収業者のメリット・デメリット】

・メリット:大量に不用品を処分するときに便利

・デメリット:業者によって金額が大きく異なる

引越しなどで大量に家財道具を処分するなら、不用品回収がおすすめです。

解体が必要となる家具も対応してくれるため、手間がかからない点も大きなメリットと言えます。

回収日時も柔軟に相談できるので、土日にまとめて処分したい場合にも利用しやすいでしょう。

 

遺品整理回収業者

【遺品整理回収業者のメリット・デメリット】

・メリット:供養やお焚き上げなど、遺品の専門家に対応してもらえる

・デメリット:費用が高め

家族が亡くなったときの家の片付けは、遺品整理業者に依頼する方法もあります。

相続人や家族で整理して処分することも可能ですが、遺品に対してのさまざまな対応をしてもらえるというのがポイントです。

たとえば、そのままでは捨てられないような思い出の品の供養やお焚き上げのほか、業者によってはハウスクリーニングも対応してくれます。

 

引越し業者の引き取りサービス

【引越し業者の引き取りサービスのメリット・デメリット】

・メリット:引越し当日まで家具家電を利用できる

・デメリット:家具引き取りに対応していない業者もある

引越しに伴って大型家電やタンスなどを処分したい場合、引越し業者の引き取りサービスを使う手段もあります。

引越し当日まで利用でき、荷物の運び出しと同時に回収してもらえるので時間や手間もかかりません。

料金体系としては、対象となる家財ごとに追加料金が発生することが多いです。

一方で、家具や家電の引き取りに対応していない業者もあるので、事前に確認が必要です。

 

家財道具処分の費用相場

家財道具の処分にかかる費用相場は、以下の表のとおり。

処分方法 処分にかかる費用
自治体の粗大ゴミ回収 300円~(東京の場合)
リサイクルショップで売る 無料
フリマアプリやネットオークション 送料が別途負担
不用品回収業者 8,000円~(トラックの大きさによる)
遺品整理回収業者 30,000円~(部屋の大きさにより異なる)
引越し業者の引き取りサービス 処分したい物ごとに費用がかかる

※(例)エアコン:約4,000円~

最も安く処分できる方法は「自治体の粗大ゴミ回収」ですが、1点ずつ回収を申し込む必要があったり、回収場所まで運び出す手間がかかります。

そのため、人手があり処分量が少ない場合に適した方法です。

不用品回収や遺品整理、引越し業者などの業者に依頼する方法は、まとめて大量の家財を処分するならおすすめの方法です。

一方で、量が少ないと費用のほうが割高になるため注意しましょう。

ほかにも、まだ状態が良く新しい家財は、リサイクルショップやフリマアプリなどで売るのがおすすめ。

高く買い取ってもらえる可能性があり、比較的利益が出やすいでしょう。

 

家財道具を安く処分するポイント

家財道具を処分するにはリサイクル費用など、どうしても費用がかかってしまいます。

そこで、この章では少しでも家財道具を安く処分するポイントを紹介します。

 

物が少ないならなるべく自分で処分する

物が少ない場合や対象となる家財が小さい場合、できる限り自分で処分しておくと料金を抑えることができます。

具体的には、以下のように分けて対応するのがおすすめです。

・自分で処分しやすい物:生活雑貨、小型家電(ドライヤー、ゲーム機など)

・業者に依頼をおすすめする物:テレビ、エアコン、洗濯機、組み立て式のタンスなど

自治体の普通ゴミとして出せるものは自分で対応し、大型の家具・家電は業者に依頼しましょう。

目安としては、自分一人で運び出せるかどうか(重量、処分量)を基準に考えるとわかりやすいです。

大型家具は組み立て式の物もあり、自分で解体して回収場所に運ぶのは手間がかかります。

また、エアコンや洗濯機などは自分で取り外しが難しいため、最初から業者に依頼するほうが安心です。

 

空き家の場合:補助金や助成金を利用する

家財処分を行う物件が空き家の場合、自治体によっては撤去に補助金や助成金を利用できるケースがあります。

今まで済んでいた一軒家の家財を処分するとなると、かなりの費用になることが考えられます。

利用するには空き家バンクに登録する、もしくは登録済みの空き家が対象となることが多く、補助金はおよそ半額~全額(上限あり)。

誰も住まなくなった家を片付けたい、空き家バンクで借りた家を片付けたいという人におすすめの方法です。

対象物件や対象者、補助金額は自治体によって異なるため、利用したい物件がある自治体の情報を確認してみてください。

 

まとめ

今回は、目的に応じた家財道具の処分方法について解説しました。

家財は処分するだけで費用が発生するため、出来る限りお得に処分する方法を選びましょう。

引越しや遺品整理といった大量に処分する場合は業者、故障による処分など特定の物だけを捨てたい場合は自治体の粗大ゴミなど目的によって使い分けるのがおすすめです。