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【今日からできる】遺品整理で出てきた「着物」の9つの処分方法

2024.02.16

・遺品整理で出てきた着物はどうやって処分したらいいの?

・着物を遺品整理するときの注意点が知りたい

・そもそも着物の扱い方すらわからない

こんな悩みにお答えします。

遺品整理で出てきた着物を見ていると、凛とした母親の着物姿が数々の思い出とともに蘇り、「処分しようにも遺品整理がなかなか進まない」という方も多いのではないでしょうか。

そもそも日常的に着物を着る機会がなければ、扱い方すらわからないですよね。

この記事では以下の内容をお伝えします。

・遺品整理で出てきた「着物」の9つの処分方法

・着物を遺品整理するときの5つの注意点

・着物を正しく保管する簡単4ステップ

最後まで読めば、着物を処分する方法に悩まず、保管する方法までわかります。

これから遺品整理で出た着物を処分する方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

【今日からできる】遺品整理で出てきた「着物」の9つの処分方法

遺品整理で出てきた着物の処分方法は、以下の9つです。

・①形見分け

・②リメイク

・③買取専門店での買取

・④リサイクルショップでの買取

・⑤フリマアプリやネットオークションで売却

・⑥遺品整理業者による買取

・⑦寄付

・⑧家庭ゴミとして廃棄

・⑨お焚き上げによる供養

 

①形見分け

形見分けとは、個人が愛用していた思い出深い品を、親族や友人・知人と分け合う方法です。

基本的には忌明け後に、目上から目下の方へ包装せずに半紙などに包んで贈ります。

親族間のトラブルを避けるために、故人と親しかった友人・知人に形見分けするときは、先に親族へ声をかけてからにしましょう。

 

メリット・デメリットとは?

メリットは、故人との思い出の品物を共有できる点です。

デメリットは、

・保管する場所が必要

・定期的なお手入れが必要

・譲り受けたとしてもサイズが合わないことがある

 

どんな人におすすめ?

以下のような人におすすめです。

・故人の想いを大切にしていきたい人

・故人の思い出の品物を使い続けたい人

・遺品を処分するにあたり、気持ちに整理がついていない人

 

②リメイク

着物を以下のようなアイテムに生まれ変わらせる方法です。

・バッグ

・ポーチ

・数珠入れ

・日傘

・額装

・洋服 など

着物は故人の体型に合わせて作られています。故人と体型が異なりサイズが合わない場合は、「仕立て直し」をするのもよいでしょう。

裁縫する自信がない方は、リメイクを専門にする業者に依頼すれば、要望に沿ってスピーディーに仕上げてもらえますよ。

 

メリット・デメリットとは?

メリットは、

・自分の好みの形にして愛用できる

・無駄にすることなく残せる

・故人の想いを引き継げる

デメリットは、

・多少の費用がかかる

・きれいにリメイクするには裁縫技術が必要

 

どんな人におすすめ?

着物を別の形に変えて、これからも愛用したい方におすすめの方法です。

 

③買取専門店での買取

着物を専門的に買い取ってくれる業者に売る方法です。

買取専門店によって買取金額が異なります。とくに値段がつきそうな着物は、複数の業者に査定してもらいましょう。

「店舗買取」に加えて、「出張買取」や「宅配買取」があれば、ご自身の都合に合わせて利用できます。

 

メリット・デメリットとは?

メリットは、

・売れれば、その場で現金を受け取れる

・専門知識を活かした着物の価値にあった査定をしてもらえる

・「出張買取」や「宅配買取」があれば、自分の都合に合わせて査定してもらえる

デメリットは、

・必ずしも買い取ってもらえるとは限らない

・店舗買取する場合、買取されなかったら持ち帰る手間が発生する

 

どんな人におすすめ?

以下のような人におすすめです。

・着物の価値は素人で判断するのが難しいので、専門家による査定を受けたい人

・(出張買取や宅配買取を利用すれば)店舗に行く時間がない人

 

④リサイクルショップでの買取

リサイクルショップに売る方法です。

リサイクルショップも買取専門と同じく、「出張買取」や「宅配買取」があれば、ご自身の状況に合わせて利用できます。

 

メリット・デメリットとは?

メリットは、

・売れれば、その場で現金を受け取れる

・着物以外の不用品もまとめて買取してもらえる

・「出張買取」や「宅配買取」があれば、自分の都合に合わせて査定してもらえる

デメリットは、

・必ずしも買い取ってもらえるとは限らない

・店舗買取する場合、買取されなかったら持ち帰る手間が発生する

・着物の専門知識があるとは限らないので、古い衣料として買い叩かれる可能性がある

 

どんな人におすすめ?

近所にリサイクルショップがあり、買取価格を気にせず、手っ取り早く着物を処分したい方におすすめです。

 

⑤フリマアプリやネットオークションで売却

「メルカリ」や「ヤフオク!」などで、着物を出品して売る方法です。

出品するときは着物の状態がわかりやすい写真を選び、キズ・汚れ・ニオイなどの着物のコンディションは明確に伝えておきましょう。

 

メリット・デメリットとは?

メリットは、

・自分の希望価格で着物を出品できる

・買取業者やリサイクルショップでは買取されない着物でも売れる可能性がある

デメリットは、

・個人間でのトラブルのリスクがある

・出品・梱包・発送する手間と時間がかかる

・着物の価値がわからないと、本来の着物の価値より安く取引してしまう可能性がある

 

どんな人におすすめ?

以下のような人におすすめです。

・手間や時間をかけられる人

・自分の希望価格で売りたい人

・買取専門店やリサイクルショップでは買取されなかった人

 

⑥遺品整理業者による買取

遺品整理業者に他の不用品と合わせて買取してもらう方法です。

業者や着物のコンディションにもよりますが、もちろん着物単体で買取してもらうこともできます。

優良な遺品整理業者がたくさんいる一方で、悪徳業者もいます。

トラブルを事前に防止するには、こちらの記事も参考にしてみてください。

>> 【トラブルを事前に防ぐ!】遺品整理でやばい業者の5つの特徴と対策

着物を査定してもらう際は、遺品の査定と買取に関するプロである「遺品査定士」がいる遺品整理業者を選びましょう。

私たちオモイデでは、遺品整理士のいる優良業者ベスト5のお見積もりを、すぐにお届けできます。遺品整理業者を検討する際はぜひご活用ください。

 

メリット・デメリットとは?

メリットは、

・売れれば遺品整理にかかる費用を安く済ませられる

・遺品整理と同時に、他の不用品もまとめて買取してもらえる

・買取価格がつかず処分するにしても、お焚き上げで供養をしてくれる業者が多い

デメリットは、

・費用がかかる

・悪徳業者がいる

 

どんな人におすすめ?

以下のような人におすすめです。

・遺品整理を急ぐ方

・時間や手間をかけたくない方

・体力的に遺品整理を自分でするにはハードルが高いと感じる方

 

⑦寄付

NPONGO団体や市民団体などへ着物を寄付する方法です。

寄付すれば、以下のように誰かのお役に立てます。

・着物教室での活用

・手芸材料として再利用

・発展途上国への支援 など

着物だけでなく、帯や下駄などの小物類も寄付の対象になりますが、着物の種類によっては寄付できないこともありますので、事前に確認しておきましょう。

 

メリット・デメリットとは?

メリットは、

・社会貢献ができる

・着物を有効活用できる

デメリットは、

・発送料や、寄付金の上乗せ費用がかかる

・団体とのやりとりなど、寄付するまでに手間がかかる

 

どんな人におすすめ?

着物を廃棄するのではなく、誰かのために役立てたい人におすすめです。

 

⑧家庭ゴミとして廃棄

自治体のゴミの分別方法にしたがって、家庭ゴミとして捨てる方法です。

着物は自治体によっって

・燃えるゴミ

・燃えないゴミ

・資源ゴミ

など、ルールが異なりますので、捨てる前に確認しておきましょう。

 

メリット・デメリットとは?

メリットは、無料で処分できる点です。

デメリットは、

・自治体によって分別が大変

・回収日を待たなければ捨てられない

・価値がある着物を捨ててしまうリスクがある

 

どんな人におすすめ?

以下のような着物をお持ちの人や、手っ取り早く手放したい人は捨てる選択肢もありでしょう。

・シミやカビなどの汚れがひどい

・ニオイがきつい

・色褪せなどの変色が進んでいる

 

⑨お焚き上げによる供養

お焚き上げとは、お寺や神社で遺品を浄火し、故人の想いを天に還して供養する方法です。

費用は5,000円〜10,000円程度ですが、お寺や神社もによって異なりますので事前に確認しておきましょう。

 

メリット・デメリットとは?

メリットは、

・ご利益に預かれる

・故人へ届けられる

・悪縁を断ち切れる

デメリットは、

・費用がかかる

・自分で持ち込む手間がかかる

・対応していないお寺や神社もある

 

どんな人におすすめ?

売ったり手元に残したりしない一方で、捨てるには気が引ける方におすすめです。

 

着物を遺品整理するときの5つの注意点

着物の遺品整理ならではの、下記の5つの注意点を解説します。

・着物の価値を把握しておく

・高額な着物には相続税がかかる

・遺言書やエンディングノートの有無を確認する

・処分する前に親族と話し合う

・付属品は保管しておく

自分の着物の処分とは異なり、うっかり処分するとさまざまなトラブルに発展しかねません。必ずチェックしておきましょう。

 

着物の価値を把握しておく

着物には「金銭的な価値」と「感情的な価値」があります。

「金銭的な価値」がある着物は相続財産にもなりますし、「感情的な価値」がある着物は形見分けする際に重要な思い出の品物になります。

故人の着物はあなた以外の親族にとっても価値があるケースが多いので、着物の価値は遺品整理をする早い段階で把握しておきましょう。

 

高額な着物には相続税がかかる

現金化できる着物は、形見であったとしても相続財産とみなされるからです。

とくに相続放棄を視野に入れている場合は注意しなければなりません。

というのも、故人のプラスの財産よりもマイナスの財産の方が多いときは相続放棄できますが、売るなどして着物に手をつけてしまうと、相続する意思があると判断されて相続放棄ができなくなる恐れがあるからです。

相続に関係しそうな高額な着物は、慎重に扱いましょう。

 

遺言書やエンディングノートの有無を確認する

相続についての故人の想いが書かれていたり、相続人を指定されていたりするからです。

遺言書には以下の3つの種類があり、検認手続きなど対応方法が異なります。

・自筆証書遺言

・公正証書遺言

・秘密証書遺言

エンディングノートに法的拘束力はありませんが、故人の意思を確認できますので、遺産分割協議をスムーズに進めるのに役立ちます。

親族との金銭トラブルに発展させないためにも、事前に探しておきましょう。

 

処分する前に親族と話し合う

親族間でのトラブルを避けられるからです。

あなたにとって価値がなくても、親族にとって大切な着物というケースはよくあること。

着物は一度処分してしまうと、元には戻せません。

遺産分割する前の着物は、相続人全員の共有物ですので、きちんと話し合ってから処分することをおすすめします。

 

付属品は保管しておく

将来的に売るときに査定額に影響するからです。

たとえば以下のようなものです。

・証紙(しょうし)

・落成款識(らくせいかんしき)

・帯

・バッグ

・かんざし など

証紙や落成款識は、着物の品質や価値を示す証明書です。査定金額に大きく影響しますので、捨てずに保管しておきましょう。

帯などの和装小物もきちんと保管し、売るときはセットにして売りましょう。

 

【簡単4ステップ】着物を正しく保管する手順

形見分けした着物や仕立て直しした着物を、手元に残すときの保管方法について解説します。

以下の4つのステップを実践し、故人から引き継ぐ大切な着物をいつまでもキレイな状態に保ちましょう。

・【ステップ1】虫干しする

・【ステップ2】クリーニングする

・【ステップ3】着物をたたむ

・【ステップ4】収納する

では、順番に見ていきましょう。

 

【ステップ1】虫干しする

「虫干し」をして、湿気を取り除き、カビを防止しましょう。

着物をハンガーにかけて、風通しの良い室内で23時間干します。色褪せの原因になりますので、直射日光の当たる場所は避けましょう。

湿度が低い晴れた日がおすすめです。

たとえば、晴れた日が3日ほど続いて乾燥した日の、10時〜15時などがベスト。

自宅に着物を干すスペースがない方は、扇風機やサーキュレーターの風を当てるだけでも一定の効果が得られます。

 

【ステップ2】クリーニングする

着物をたたんで収納する前に、汚れている着物はクリーニングに出して丸洗いします。

汚れが目立つものはシミ抜きも依頼しましょう。

クリーニング費用は思った以上に高額になりますので、丁寧かつ親切に対応してくれるクリーニング店を選びましょう。

 

【ステップ3】着物をたたむ

きちんとたたんでおけば、次回着るときにシワを伸ばす手間や時間を短縮できます。

基本のたたみ方である「本だたみ」は、以下のリンクを参考にしてみてください。

>> 京染卸商業組合「KYOZOME.info 着物のたたみ方」

コツはたたむときに、角と角をきちんと合わせ、しっかり空気を抜くことです。

 

【ステップ4】収納する

着物は桐箪笥に保管するのがベストです。

なぜなら、桐箪笥には防虫効果があり、湿気対策ができるからです。

しかし、桐箪笥がない方はプラスチックの衣装ケースでも問題ありません。その際はなるべく折ったり曲げたりしないで収納できるサイズを選びましょう。防虫剤や除湿剤は必須です。

着物は、除湿剤と同じ役目を果たす「畳紙(たとうがみ/たとうし)」に包んで保管します。畳紙は1200円程度で購入でき、素材は和紙なので通気性がよく、着物の湿気を吸ってくれます。

着物の「型崩れ」や「よじれ」などを防ぐため、引き出しの上部やフタから23センチ程度余裕を持って収納し、直射日光の当たる場所は避けましょう。

ただし、防虫剤は一種類にしてください。複数を混同させると化学反応を起こし、シミや変色の原因になるからです。

畳紙にシミが見つかれば即交換し、防虫剤・除湿剤は定期的に交換しましょう。

 

着物の価値を把握して、あなたにあった処分方法を選ぼう!

今回は遺品整理で出てきた着物の処分方法について解説しました。

着物は以下の9つの方法で処分しましょう。

・①形見分け

・②リメイク

・③買取専門店での買取

・④リサイクルショップでの買取

・⑤フリマアプリやネットオークションで売却

・⑥遺品整理業者による買取

・⑦寄付

・⑧家庭ゴミとして廃棄

・⑨お焚き上げによる供養

ただし、価値のある着物や、思い入れのある着物の処分はひとりで行わず、親族と相談してから行いましょう。

本記事を参考に、あなたにあった処分方法を見つけてくださいね。