【徹底解説】セルフネグレクトの7つの原因とは?(今日からできる対処法と予防策)
2025.01.07
- 身近な人がセルフネグレクトかもしれない
- セルフネグレクトにはどんな原因や背景があるの?
- セルフネグレクトの予防策や対処法について知りたい
こんな悩みにお答えします。
大切な人がセルフネグレクト状態にあるかもしれないと感じると、心配や不安で胸が締めつけられる思いですよね。とはいえ、その原因や背景がわからなくて、どう関わればいいか悩んでいないでしょうか。
この記事では以下の内容についてお伝えします。
- セルフネグレクトの現状とリスク
- セルフネグレクトの7つの原因
- セルフネグレクトの前兆
- セルフネグレクトの特徴チェックリスト
- セルフネグレクトに効果的な5つの対処法と3つの予防策
この記事を読めば、少しでもセルフネグレクトの人の気持ちに寄り添うことができ、安心して頼れる選択肢を見つけることができます。
ぜひ最後まで読んで、セルフネグレクトへの理解を深めましょう。
セルフネグレクトとは?特徴と現状について
ネグレクトとは「無視する」「怠る」という意味の言葉です。こどもの存在を無視したり世話をしたりしない『育児放棄』や、高齢者の存在を無視したり介護したりしない『介護放棄』を指す言葉として用いられています。
一方、セルフネグレクトとは『自己放任』とも呼ばれ、自分自身における日常生活での作業やケアを放棄・放任することを指します。
セルフネグレクトになると、生活に関する能力や意欲が低下し、自分の身の回りのことができなくなります。また、自分を大切にしなくなることで健康や安全を脅かし、介護や地域のつながりを拒否する人も多くいます。
具体的には、以下のような行動です。
- 部屋の汚れが気にならない
- ゴミを捨てない
- 食事をまともに摂らない
- お風呂に入らない
- 毎日同じ服を着ている
- 身だしなみを整えない
- 歯磨きをしない
- 自宅に引きこもっている
- 通院しない
セルフネグレクトの原因を理解するにあたり、セルネグレクトの特徴や現状、懸念されるリスクについても押さえておきましょう。
約10,000人の高齢者がセルフネグレクト状態にある
平成22年の内閣府による調査では、高齢者でセルフネグレクト状態にある人は全国で約11,000人にいると報告されています。
参考:内閣府『「セルフネグレクト状態にある高齢者に関する調査―幸福度の視点から」のポイント(平成 22 年度委託事業)』
これは少し前の調査であることから、現在は核家族化や格差社会の進行にともなって、より多くの方がセルフネグレクトの状態にあると言っても過言ではありません。
また、近年では高齢者だけではなく、若い世代におけるセルフネグレクトも増加傾向にあります。
セルフネグレクトは『孤独死』のリスクを上昇させる
恐ろしいことに、セルフネグレクトは孤独死のリスクを上昇させます。
セルフネグレクトになると、さまざまな意欲が消え、引きこもったり周囲との会話が少なくなったりします。そうなると、身だしなみや住環境への興味も薄れていき、食事などもきちんと摂らなくなります。
また、うつ病や認知症などの精神疾患を原因としてセルフネグレクトになるケースも多く、症状の悪化により生活ができなくなります。
そして、家族や周囲の人から孤立してしまうと、自身の身に何かが起きても発見してもらえず、孤独死につながってしまうことに。
平成23年に行ったニッセイ基礎研究所の調査によると、孤独死した事例のうち約80%の割合でセルフネグレクトと考えられる事案が含まれていたという報告がされています。
参考:株式会社ニッセイ基礎研究所『セルフ・ネグレクトと孤立死に関する実態把握と地域支援のあり方に関する調査研究報告書(平成22年度老人保健健康増進等事業)』
セルフネグレクトになると最悪の場合、死に至る可能性があることを忘れてはいけません。
【徹底解説】セルフネグレクトの7つの原因とは?
では、何が引き金となりセルフネグレクトの状態にさせてしまうのでしょうか。
セルフネグレクトの原因は、主に次の7つです。
- 原因①:身体的機能の低下
- 原因②:精神疾患
- 原因③:認知症
- 原因④:経済的な困窮
- 原因⑤:社会からの孤立
- 原因⑥:家族からの虐待・いじめ
- 原因⑦:悲しい出来事
セルフネグレクトを防ぐきっかけになりますので、一つずつ確認していきましょう。
原因①:身体的機能の低下
身体機能の低下とは、以下のように事故や病気によって今までできていたことができなくなるようなケースです。
- 筋力が低下して歩けない
- 重いものを運べなくなった
- 掃除や片付けが満足にできない
- 視力が低下して、細かい作業もおっくうになった
もちろん、老化による身体的機能の低下も含みます。
このように身体的機能が低下するとプライドが傷ついたり、精神的に大きなダメージを受けたりすると、気力がなくなり、楽しみに対する意欲も湧かなくなります。自暴自棄に陥ることも。
普通の生活をする意思があるにも関わらず、身体的な不自由が続いてしまうとセルフネグレクトに発展するリスクが上がってしまうのです。
原因②:精神疾患
重大なストレスによる統合失調症やうつ病などの精神疾患や依存症は、セルフネグレクトの原因になります。
判断能力の低下や無気力により、自分のケアをしなくなるからです。
精神疾患になると気力がなくなり家事や身だしなみ、食事など自分のケアをしなくなります。幻聴や幻覚を伴うと、外出を避けて引きこもりになることも。
また、ADHDなどの発達障害の人も要注意。
たとえば、ADHDの方は集中困難なことにより、ゴミ屋敷になりやすいリスクがあります。できないことの積み重ねが、セルフネグレクトを引き起こす原因となってしまいます。
特に一人暮らしをしている方は精神疾患になっても誰にも気づかれず、症状をエスカレートさせ、セルフネグレクトにつながる恐れがあるため注意が必要です。
原因③:認知症
認知症を患うと、セルフネグレクトになる可能性を高めてしまいます。
なぜなら、認知症は判断能力を大きく低下させてしまうからです。
判断能力が低下すると、物の必要・不必要の判断がつきにくくなり、ゴミが溜まりやすくなります。また、収集癖があることも多く、根本的に物が溜まりやすい状態になります。
さらに、『物盗られ妄想』によって騒ぎを起こしてしまえば、周囲の理解不足により孤立してしまうことも。
精神疾患と同じく、一人暮らしをしている方は認知症になっても誰にも気づかれず、次第に生活に必要な行動を維持できなくなり、セルフネグレクト状態に陥るリスクがあるため注意が必要です。
原因④:経済的な困窮
次のように金銭的に貧しくなると、セルフネグレクトなる可能性がグッと高まります。
- 老後の蓄えがない
- 年金だけでは生活を維持できない
- 認知症でお金の管理ができなくなった
国民健康保険に加入できないと医療費は全額自己負担になるため、病院に行けなくなって持病や怪我を放置して悪化させてしまいます。セルフネグレクトを進行させる精神疾患や認知症の治療もできません。
家賃や光熱費を支払えないと生活環境を著しく悪化させ、携帯電話などの通信手段を失うとより社会との孤立を加速させるでしょう。経済的な余裕がないと趣味や娯楽を楽しむことができず、意欲や気力を失う原因にもなります。
そうなると、ますます心身の状態を悪化させ、セルフネグレクトを進行させるという悪循環を引き起こします。
「現役世代など若者は大丈夫でしょ」と思われがちですが、決してそうではありません。
- 非正規雇用者の増加
- 賃金カット
- 失業
- 離婚
- 病気や怪我
などにより、若くても経済的に困窮し、セルフネグレクトになってしまうケースがありますので、注意が必要です。
原因⑤:社会からの孤立
社会的な孤立は、セルフネグレクトになるリスクを上昇させます。
社会から疎遠になると、身の回りや身だしなみを整える意識が薄れるからです。
また、人と会わなくなると異変にも気づいてもらえないため、状態をどんどんエスカレートさせてしまう恐れも。そうなると適切な対処を受けられないので、ますます孤立しかねません。
以下のようなタイミングは、社会との接点を希薄にするきっかけになるため気をつけましょう。
- 退職や失業
- こどもの巣立ち
- 離婚や配偶者との死別による一人暮らし
これらは精神的にも大きなダメージを受けるため、生きる活力の低下や、身の回りのケアに対する興味の低下を招き、セルフネグレクトにつながりかねません。
もともと人見知りが強い人や、人付き合いが苦手な人も注意が必要です。
原因⑥:家族からの虐待・いじめ
虐待やいじめによる精神的・肉体的な苦痛は、セルフネグレクトを引き起こす原因になります。
暴力や暴言を受けていると、
「生きている意味がない」
「自分は邪魔な存在」
「死んだ方がマシ」
などと思い込む傾向があり、自分の存在意義を見失い、生きる気力を失ってしまうからです。
特に、加害者が自分のこどもの場合は、育てた自分自身を責めてしまう傾向があります。誰にも助けを求められず悪循環に陥り、結果的にセルフネグレクトにつながってしまうのです。
原因⑦:悲しい出来事
普段の生活の中で起こりうる悲しい出来事も、セルフネグレクトを引き起こす原因になります。
以下のような悲しい出来事は、大きなショックとともに生きる気力さえも奪いかねないからです。
- 最愛の人との死別
- 離婚や失恋
- リストラや仕事での大きな失敗
たとえば高齢者だと、長年連れ添った最愛の奥様に先立たれたショックに加え、身の回りの家事などもすべて奥様に頼っていたようなケースでは、突然ひとり残されたことで生活を維持できなくなり、次第にセルフネグレクトになるケースがあります。
また、窮地に追い込まれても「人に頼るのは申し訳ない」「人の世話になるわけにはいかない」など、人を頼るのが苦手な人はますます状態を悪化させてしまいます。
【視点別】セルフネグレクトの前兆とは?
セルフネグレクトの前兆は下表を参考にしてみてください。
前兆 | 本人目線 | 他人目線 |
---|---|---|
健康面 | 体重減少や慢性的な体調不良が続くようになる | ・体重減少により顔がやつれる ・表情がうつろ ・気力がない ・体臭が臭う |
生活面 | 日常動作が面倒に感じるため、入浴や洗濯、食事さえもどうでもよくなる | ・疎遠になる ・引きこもりがちになる ・人を避けるようになる |
社会面 | 誰とも関わりたくなくなるため、引きこもったり、孤立を感じるようになる | ・ゴミ屋敷になる ・ハエやゴキブリが現れる ・臭いがキツくなる |
たとえセルフネグレクトの状態であっても、女性は身だしなみを整えていることも多く、気づかれにくいことがあります。
特に若い女性ではその傾向が強いため、身だしなみ以外の部分に注目する必要があります。
「セルフネグレクトかもしれない…」と感じるときは見た目だけで判断せずに、本人が住んでいる住居に足を運べば現状をより把握できるでしょう。
セルフネグレクトの特徴チェックリスト(今すぐ確認できる)
「もしかしたらセルフネグレクトかも?」と感じる方は、以下のチェックリストを活用してみてください。
セルフネグレクトのチェックリスト |
---|
・郵便ポストの中を確認しない。あるいは、郵便物やチラシ等で郵便ポストがパンパンになっている |
・お風呂に入るのが面倒で、気を抜くと数日入らないことがある |
・ゴミ出しが面倒で、かなり溜まっている |
・部屋ではベッドやこたつなど、横になれる場所でほとんどの時間を過ごしている。トイレに行く以外はほとんど立ち上がらない |
・休日でも買い物や用事を済ませに行かず、家でゴロゴロ過ごしてしまう |
・身体に不調があっても病院に行くのが億劫で、あまり行かない |
・ゴミ箱までゴミを捨てにいくのが面倒で、とりあえず適当な場所にゴミを置いてしまう |
・歯磨きも気が進まないので、日によってはまったくしない |
・役所の手続きや請求書の支払いなど、すべきことがなかなかできない |
・スマホの通知を見るのが嫌で、返事をしなくてはと思いつつ、数日放置してしまう |
・動きたくないので、ご飯を食べない。もしくは栄養を考えずに適当に宅配やインスタントで済ませてしまう |
・昼夜逆転や1日中寝ているなど、生活のリズムが乱れている |
・掃除らしい掃除を最後にしたのがいつか思い出せない |
参考:新宿ペリカンこころクリニック『セルフネグレクト(自己放任)チェックリスト』</あ>
【チェックが4つ以下】
→正常の範囲内
【チェックが5つ以上】
→要注意。最近当てはまる項目が増えてきたように感じる人も気を付けた方が良い
【チェックが8つ以上】
→まず誰かに相談がおすすめ。現状が続くと、うつ病などの精神疾患や、胃潰瘍などの身体面の疾病に至る可能性があり
あくまで簡易的なチェックリストですので、少しでもセルフネグレクトかもしれないと感じるときは、ためらわずに何らかの対策をとりましょう。
症状をエスカレートさせないためにも、早期の対策が肝心です。
セルフネグレクトに効果的な5つの対処法とは?
どんなに周囲の人が気をつけていても、さまざまな事情でセルフネグレクトに陥る可能性はゼロではありません。
ここからは「もしセルフネグレクトになってしまったらどうすればいいの?」という疑問にお答えしていきます。
結論、セルフネグレクトに効果のある対処法は次の5つです。
- ①心や身体の治療を行う
- ②本人の気持ちに寄り添ってあげる
- ③地域包括支援センターに相談する
- ④介護サービスを利用する
- ⑤民間サービスを利用する
①心や身体の治療を行う
セルフネグレクトの原因が精神疾患や認知症、身体機能の低下と考えられるときは、早期に治療を行いましょう。
放っておくと、体の状態が悪化するにつれてセルフネグレクトをますます進行させてしまいます。
通院拒否や人目を避けたいというケースでは、在宅医療をしてくれる医療機関を探してみましょう。心療内科などでは電話でのカウンセリングに応じてくれるところもあります。
経済的な問題により通院ができない場合などは、後述する地域包括センターへ相談してみましょう。
②本人の気持ちに寄り添ってあげる
本人の考えをきちんとヒアリングし、気持ちに寄り添ってあげましょう。
人や社会とのつながりを頑なに拒否するケースでは、
- 自分を認めてくれない
- 理解者がいない
- 必要とされていない
などの思いが、心の奥底にあることも少なくないからです。
本人の気持ちに寄り添い、心を開いてもらうことが現状を変えるきっかけになります。ポイントは本人の話を否定せずに、穏やかに話しやすい雰囲気で傾聴してあげること。
話を聞いてみて、いじめや過労が原因なら、転居や転職など思い切って環境を変えることも検討しましょう。
③地域包括支援センターに相談する
地域包括支援センターとは、全国の自治体に設置されている高齢者の総合相談窓口です。
次のように、介護・福祉・医療など多方面へ必要なサービスの橋渡しをしてもらえます。
- 要支援に認定された方のケアプランの作成
- 生活機能が低下している方への総合事業の利用サポート
- ケアマネジャーへのサポート要請
- 地域の医療機関との連携
実際に地域包括支援センターを利用することで、要介護状態にもかかわらず介護認定を受けていなかった人が、支援が必要だと判断してもらい、改善に至ったケースもあります。
誰でも無料で気軽に利用できます。インターネットで検索するときは、「地域名 地域包括センター」で探してみましょう。
足を運ぶのが困難な方は、電話での相談も受け付けているので、ぜひ活用してみましょう。
④介護サービスを利用する
さまざまな介護サービスも積極的に活用しましょう。
対象者は、
- 介護や支援が必要な65歳以上の方
- 特定疾病が原因で介護や支援が必要な、医療保険に加入する40〜64歳の方
原則1割の自己負担額で、さまざまな介護サービスなどを受けられます。
民間のサービスを利用するよりリーズナブルに利用でき、セルフネグレクトを治すきっかけにもなります。
ただし、介護サービスはあくまでも『介護』が目的ですので、部屋の掃除や食事のサポートなどの家事サービスの提供ではありません。
経済的な事情もあるかと思いますが、必要に応じて老人ホームなどの介護施設への入居も検討しましょう。バランスの取れた食事や住環境、入居者同士の交流も期待できるため、セルフネグレクトの改善には効果的です。
⑤民間サービスを利用する
セルフネグレクトになるすべての人が介護サービスなどを使えるとは限りません。
そんなときに便利なのが民間サービスの利用。費用はかかりますが、利用者の現状にマッチしたサービスを受けられるメリットがあります。
たとえば、以下のようなサービスです。
- ハウスクリーニング
- ゴミ屋敷清掃サービス
- 家事代行サービス
- 不用品回収サービス
- 食事の宅配サービス
これらのサービスを必要に応じて組み合わせれば、より居心地の良い住環境を整えてあげられます。
「家族には迷惑をかけられない」といったプライドをお持ちの方にとっては、家族よりも民間サービスの方が気兼ねなく頼れるといったメリットもあります。
これらのサービスで身の回りを整えると、清潔で健康的な状態になれるため、セルフネグレクトを脱するきっかけになるでしょう。
3つの予防策でセルフネグレクトを防ごう!
冒頭でもお伝えしたようにセルフネグレクトに落ちると、さまざまなリスクを伴います。
しかし、次の3つの予防策を実践すれば、セルフネグレクトは防ぐことができます。
- ①セルフネグレクトについての正しい理解を深める
- ②孤立しない・させないサポートを整える
- ③早期発見と早期対策を心がける
ぜひ参考にし、未然防止に役立ててくださいね。
①セルフネグレクトについての正しい理解を深める
まずはあなた自身がセルフネグレクトについての理解を深めることが大切です。
なぜなら、より本人の気持ちに寄り添った対応ができるようになるから。
「自分のことをわかってくれているんだな」と感じてもらえると、あなたからの提案についても理解を得られる可能性が高まります。
以下の記事もセルフネグレクトへの理解が深まりますので、参考にしてみてください。
>>> セルフネグレクトになりやすい女性の5つの特徴とは?(原因と対策も解説)
②孤立しない・させないサポートを整える
本音を話せる環境づくりを心がけ、孤立させないようにしましょう。
晩婚化や核家族化が進む現代では、ますます孤独な高齢者が増えることが予想されています。親元を離れて一人暮らしで働く人や、ネット環境の充実にともなってリアルな世界でのつながりを失いがちな人も同様です。
孤立させないためには、以下のように気軽に人と話ができる環境を整えましょう。
- 一人暮らしを辞めさせて一緒に生活する
- 老人ホームなどの集団生活できる環境を整える
- 地域のイベントやコミュニティ活動へ参加させる
- 家族や友人と定期的に連絡するルールを設ける
セルフネグレクトとは無縁で、心身ともに健康な毎日を過ごすためには、社会全体でひとりぼっちにさせない工夫が大切です。
③早期発見と早期対策を心がける
早ければ早いほど、セルフネグレクトの状態を悪化させずに済むからです。
発見や対策が遅れてしまってゴミ屋敷やペットの多頭飼育などに陥ると、なかなか改善するには想像以上の労力がかかります。最悪のケース、孤独死につながってしまっては手の打ちようもありません。
セルフネグレクトの症状がみられるときはできるだけ早く、上述した以下の方法で改善をはかってみましょう。
- ①心や身体の治療を行う
- ②本人の気持ちに寄り添ってあげる
- ③地域包括支援センターに相談する
- ④介護サービスを利用する
- ⑤民間サービスを利用する
普段からコミュニケーションを取って異変に早く気づけるようにし、気づいたときには早期に対策をとりましょう。
まとめ
今回はセルフネグレクトの原因をはじめ、対処法や予防策について解説しました。
セルフネグレクトは高齢者に限った話ではなく、若い世代でもみられます。最悪のケースでは孤独死につながることも。
そんなセルフネグレクトは、以下の7つの原因で引き起こされます。
- 原因①:身体的機能の低下
- 原因②:精神疾患
- 原因③:認知症
- 原因④:経済的な困窮
- 原因⑤:社会からの孤立
- 原因⑥:家族からの虐待・いじめ
- 原因⑦:悲しい出来事
大切な人を守るためには、セルフネグレクトの原因について理解を深め、本人の気持ちに寄り添ってあげましょう。
また、普段からコミュニケーションを取るなど孤立させないように心がけ、何かあったときには早期に対応しましょう。
本記事がセルフネグレクトの理解を深める一助になれば幸いです。