【メリット大】30代からの終活ですべきこと5選!コツや注意点も解説
2025.01.19
- 終活を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない…
- まだ30代なのに終活を考えるのは早くない?
- 将来の不安を減らしたいけれど、具体的な方法がわからない…
こんな悩みにお答えします。
実は、30代からの終活には多くのメリットがあります。早い段階で動き始めることで、心の余裕や経済的な安心感を得られるからです。
この記事でわかることは、以下のとおりです。
- 30代からの終活ですべきこと5選
- 30代から終活を始める5つのメリット
- 終活をスムーズに進めるための4つのコツ
この記事を読めば、具体的に何をどう進めればよいのかがわかります。また30代からの始める終活がいかに有意義な活動なのかを実感できるでしょう。
これからの人生をよりよくするために、ぜひ終活に取り組んでみましょう!
終活とは?30代から始める理由
終活とは、自分の人生をより充実したものにするための準備や整理を指す言葉です。これまでは60代以降の高齢者が行うものという認識が一般的でしたが、実際には30代で始めても多くのメリットがあります。実際、40代、50代をはじめ、20代という若さでも本格的に終活に取り組まれる方もいます。
30代で終活に取り組めば、将来どのように生きていきたいかをじっくり考えるきっかけになります。ライフプランを改めて見直し、目指す方向性を明確化することで、日々の生活に新たな目標や充実感を見出すことができるからです。
さらに終活は、周囲の家族や大切な人への思いやりともいえます。自分が万が一のときに、残された人たちが困らないようにするための準備にもなるからです。たとえば、財産や遺言について話し合い、整理しておくことで、家族が余計な心配やトラブルを抱えるリスクを減らすことができます。
また、将来訪れるさまざまなライフイベントに対して柔軟に対応する力も養われます。たとえば、職場の変化、家庭環境の変化、健康面での心配ごとなど、人生の中で避けられない出来事にもより落ち着いて対処できます。これは年齢を重ねるごとに大きな安心感となるでしょう。
終活はいつ始めても遅くはありませんが、30代から取り組めば「自分自身の将来」と「家族への配慮」の双方をしっかり考える時間と余裕を持つことができます。
生活全般をポジティブに見直す機会として、早めに取り組むことをおすすめします。
30代からの終活ですべきこと5選
30代からの終活ですべきことは、以下の5つです。
- ①エンディングノートを作成する
- ②持ち物や人間関係を断捨離する
- ③資産の整理と形成を始める
- ④デジタルデータや契約を見直す
- ⑤死ぬまでにやりたいことリストを作る
これらは男性・女性問わず、実践すべきことを厳選しました。
それぞれくわしく解説していきます。
①エンディングノートを作成する
エンディングノートは法的な効力こそありませんが、家族に安心感を与えられる大切なツールです。
自分の思いや希望を書き記しておくことで、自分の意思をきちんと家族に伝えられるからです。また、準備を進めておくことで、家族が心の準備をする時間を持てるからです。
具体的には、以下のような内容をエンディングノートに記します。
- 葬儀の希望や埋葬方法
- 延命措置に関する意向
- 病気や怪我などで連絡が取れなくなった時の連絡先
- 共有が必要な個人情報や重要書類の保管場所
- 財産や遺言に関連する項目
これらをは記録するだけでなく、時間を作って家族と話し合えば、お互いに理解を深めるきっかけにもなります。また、書き記した情報や希望は時間とともに変化することもあるため、新しい希望や変更点が生じた場合はその都度反映させるよう心掛けましょう。
このようにエンディングノートは家族の混乱と負担を軽減できる効果があります。家族との自分自身の未来のために、エンディングノートの活用を積極的に活用してみましょう。
②持ち物や人間関係を断捨離する
断捨離をすれば、生活は軽やかになり、より良い毎日を送れるようになります。
持ち物を整理することで、空間が整うだけでなく、心も軽くなるからです。不要な物や長い間使っていない物を手放すことで、自分にとって本当に必要な物だけに囲まれた生活を実現できます。部屋がスッキリすると、掃除もしやすくなり、日々の暮らしが快適になるでしょう。
断捨離は人間関係にも応用できます。久しく連絡を取っていない人や、今の自分にとって重要性が薄れた人間関係を見直すことで、精神的な負担が軽減されます。これにより、本当に大切にしたい人たちとより深くつながる時間を持てるようになります。また、不要な情報や付き合いから解放されることで、自分のエネルギーをより有効に使えるようになります。
これらを実践することで、生活全体がよりシンプルになり、新しいことに挑戦する余裕が生まれます。
断捨離におけるポイントは、自分にとって本当に価値のあるものを見極め、選び取ること。物や人間関係を丁寧に整理し、心も環境も整った充実した日々を手に入れましょう。
③資産の整理と形成を始める
資産整理は、経済的な安定を築く上で重要なステップです。まずは、自分が現在持っている資産を把握することから始めましょう。たとえば、預貯金、株式、不動産など、すべての資産をリストアップしておくと、全体像を把握しやすくなります。
ライフプランを考慮して資産形成に取り組むのも効果的です。子どもの教育費や老後の生活費など、将来必要な資金を明確にし、それを基に計画を立てましょう。さらに、保険や年金制度を見直すことで、今後のリスクに備えられます。
効率的に資産を増やすためには、目的に合った運用方法を選択することが大切です。投資をするにしても、長期投資をする場合は、30代という若さが資産形成をするうえで大きな味方になるでしょう。
資産の整理と形成を通じて、経済的な安心と将来の安定を手に入れましょう。
④デジタルデータや契約を見直す
現代社会では、デジタルデータの整理が終活の一環として欠かせなくなっています。
スマートフォンやパソコンに保存されている写真やファイル、SNSアカウント、各種オンラインサービスを放置したままでは、後々家族に負担をかける可能性があるからです。
これを避けるためには、ログイン情報やパスワードをエンディングノートに記録しておくと良いでしょう。このようにデータを整理しておけば、もしものときに遺された人々が迅速かつ適切に対応することができます。
また、契約内容を見直すことも重要です。生命保険や火災保険などは、現在のライフステージや必要性に適しているか確認しましょう。また、サブスクリプションサービスなどは、使っていないサービスを解約するなど、あなたの現状に合った状態に見直しましょう。
デジタルデータや契約の整理が進むと、万が一の際にも対応がスムーズになり、遺族に不用なコストや手間をかけなくて済むようになります。後のトラブルや混乱を避けるためにも大切なステップです。
⑤死ぬまでにやりたいことリストを作る
「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り、人生の目標を明確しておきましょう。
このリストには、趣味や行きたい場所、挑戦したいことなど、あなたが人生で大切にしたいと思う体験や夢を具体的に書き出します。なぜなら、目標が明確になるだけでなく、それを実現するための計画を立てやすくなるからです。
また、家族や友人に自分の思いを話すことで、共に挑戦する機会が生まれるかもしれません。そうした交流を通じて新しい絆が生まれることもあります。たとえば、「一緒にあの場所へ旅行しよう」「この趣味を始めてみない?」といった話題が増え、かけがえのない時間を共有できるのです。
作ったリストは一度だけでなく、定期的に見直すことをおすすめします。新たな夢や目標が加わるたびに更新することで、リストは自分自身の成長の記録にもなります。この過程自体が、自分が大切にしているものを改めて考える良い機会となるでしょう。
「死ぬまでにやりたいことリスト」の作成は、小さな夢を一つずつ叶えるたびに達成感を得られ、それが次の挑戦へのエネルギーになります。リストを作成し、人生をより豊かで充実したものへと導きましょう。
30代から終活を始める5つのメリット
30代から終活を始めることには、以下のように多くのメリットがあります。
- ①ライフプランを見直すきっかけになる
- ②親や家族とともに終活を考える機会になる
- ③持ち物や人間関係を整理できる
- ④スッキリとした暮らしが手に入る
- ⑤家族の負担を軽減できる
「30代から終活を始めてみようかな?どうしようかな?」と迷っている方はぜひ確認してみてください。
迷いを解消し、取り組むきっかけとなるでしょう。
①ライフプランを見直すきっかけになる
30代は、結婚や出産、転職など、人生における大きな決断が多い時期です。このタイミングで終活を始めることは、将来のライフプランを一度見直す良いきっかけになります。
具体的な計画を立てることで、自分が何を目指し、何が必要なのかを明確にできる点が大きなメリットです。
例えば、以下のようなことが考えられます。
- 将来の目標を整理し、達成に必要な準備を理解する
- 自分や家族の安心を確保するための選択肢を検討する
- 日々の生活や資金計画に余裕を持たせられるようにする
こうしたライフプランの見直しは、一度で終わりではなく、ライフステージの変化に応じて定期的に行うとより効果的です。また、一人では決めきれない場合はパートナーや家族と一緒に話し合いを進めるのもおすすめです。
これにより、みんなが同じゴールを共有しやすくなり、コミュニケーションの質も高まります。
②親や家族とともに終活を考える機会になる
終活をきっかけに、家族や親とのコミュニケーションが深まります。特に親と一緒に進めることで、家族全体で未来のことを考える重要な機会になります。
家族間での意思疎通がスムーズになり、お互いの考えを理解しやすくなるでしょう。
実際に親と終活について話し合う場を設ければ、普段は触れることの少ない価値観や希望を聞けるため、新たな発見が生まれます。たとえば、「家の整理をどう進めたいか」「未来への不安をどのように解消したいか」など、具体的な話が増えていきます。これによって、漠然としていた課題にしっかり向き合える環境が整います。
さらに、共同で進めることで連携がより強くなり、家族の間に生まれる安心感や信頼感が高まります。終活を通じて、親や家族との関係性が改善されることも期待できます。
日常生活では感じることが少ない貴重な時間が増え、心からのコミュニケーションが育まれるでしょう。
③持ち物や人間関係を整理できる
終活を進める際には、持ち物や人間関係を整理することが求められます。その過程で「断捨離」を実践することは、物理的な空間だけでなく心の中まで整える効果があります。
たとえば、家の中から不要な物を取り除くだけで、部屋に広がるゆとりとともに気持ちにも余裕が生まれます。本当に大切な物に目を向けられるようになることも、断捨離の大きなメリットです。
さらに、人間関係においても、自分にとって意味のあるつながりを見極めるきっかけと考えられます。しばらく疎遠になっている人とは連絡を取る価値があるかどうかを考えることで、より心地よい関係を築ける場合も少なくありません。
このように、持ち物や人間関係を整理することで、自分にとって必要なものや人との関わりに集中できます。
終活を通じて生活の質を上げる一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
④スッキリとした暮らしが手に入る
物や人間関係を整理することで、スッキリとした暮らしを実現できます。
終活を通じて環境が整うと、心に余裕をもたらし、日常生活の質が向上するからです。その結果、より充実した毎日を過ごせるようになるでしょう。整理された空間は気分をリフレッシュさせ、生活全般を快適にする効果があります。
また、終活により見直された暮らしはストレスの軽減にもつながるため、心身の健康をサポートしてくれます。
このような環境整備は、家族や周囲の人にも良い影響を与えると言えるでしょう。スッキリとした生活基盤を築くことは、終活がもたらす重要なメリットの一つです。
⑤家族の負担を軽減できる
終活を進めることは、家族への負担を軽減するために非常に有効です。
人が亡くなると、その後に必要な手続きや財産の整理など、多くの事務が生じます。これらをあらかじめ準備しておくことで、残された家族が混乱したり悩んだりする場面を減らせるからです。
たとえば、自分の希望を詳細に記したエンディングノートや、整理整頓された財産情報があれば、特定の手続きが迅速に進められます。遺された手続きの流れが明確であれば、家族同士のトラブルを未然に防ぐ効果も期待できます。
さらに、自ら希望する供養の方法や葬儀の形態を明示しておけば、心理的なサポートにもつながります。家族が「これで良かったのだろうか?」と疑問を抱えることなく進められるため、精神的な負担も和らぎます。
終活は家族への思いやりとして機能する側面もあるため、エンディングノートや基本的な整理活動を行うだけでもその意義は大きいと言えるでしょう。
【ケース別】終活の注意点とアドバイス(既婚者・独身者)
ここでは既婚者・独身者別に、終活を進めるうえでの注意点とアドバイスを解説します。
もちろん人によって置かれる状況はさまざまです。
しかし、終活を通じて人生を振り返り、将来について見直す機会は、間違いなくこれらからの人生を送るうえで重要な機会となるでしょう。
30代『独身者』が終活をする場合
30代の独身者が終活を行う場合、自分自身のライフプランを見直す重要な機会となります。自らの価値観や将来の目標を確認し、人生の方向性を明確にしましょう。
特に、自分に必要なものや不要なものを見極めることが大切です。持ち物や人間関係を整理すれば、身軽な生活を実現できるからです。
また、家族への負担を減らすためにも、自分の資産やデジタルデータをあらかじめ整理しておきましょう。
30代『既婚者』が終活をする場合
30代の既婚者が終活を進める際には、家庭の状況を考慮することが大切です。
具体的には、配偶者や子どもとのコミュニケーションを深め、あなたや家族の意向をみんなんで共有し、把握しておきましょう。
また、エンディングノートを作成し、重要な情報や希望を整理しておきましょう。これにより、残された家族が困らないように配慮できるからです。
持ち物や人間関係の整理も進めて、より暮らしやすい生活の実現をはかっていきましょう。
終活をスムーズに進めるための4つのコツ
次の4つのコツを実践すれば、終活をスムーズに進められます。
- ①両親や近しい人と事前に話し合いをする
- ②エンディングノートを定期的に見直す
- ③専門家や相談窓口を活用する
- ④始めやすいところからでOK!今できることを一つずつ進める
できることからでも少しずつ進めれば、無理なく終活ができるようになります。
これらのコツを参考にし、終活をスムーズに進めましょう!
①両親や近しい人と事前に話し合いをする
終活を進めるためには、両親や近しい人との事前の話し合いが重要です。
なぜなら、これによりお互いの意向や希望を理解しやすくなるからです。
家族の気持ちや価値観を共有できれば、終活を進めるうえでの不安や誤解を減らせます。また、家族とのコミュニケーションを深める良い機会にもなります。
このように対話を重ねることで、より良い終活が実現できます。
②エンディングノートを定期的に見直す
エンディングノートは時間が経つと内容が古くなるため、定期的に見直し、必要に応じて更新しましょう。
そうすることで新しい状況や気持ちを反映できるため、情報を常に正確な状態でキープできます。
また、家族や友人との関係にも変化があるため、その時々に合った内容にすることで、より自分自身の意思や希望をしっかりと反映できます。
エンディングノートの効果を高めるためには、定期的に内容を見直すようにしましょう。
③専門家や相談窓口を活用する
終活を進めるには、必要に応じて専門家や相談窓口を活用してみましょう。
彼らは経験豊富であり、具体的なアドバイスを提供してくれるからです。
たとえば、法的手続きや資産管理に関する相談をすれば、専門家の見地より正確な情報を得やすくなります。また、自分では気づかない問題点を指摘してもらえることもあるでしょう。
こうしたサポートを受けることで、終活をより安心して進められるようになります。
正しい知識の習得に努め、より有意義な終活にしましょう。
④始めやすいところからでOK!今できることを一つずつ進める
終活を始める際、取り組みやすいものから手を付けることが重要です。スモールスタートでOKです。
現段階でできることを一つずつ進めることで、負担を軽減でき、挫折するリスクを軽減できるからです。
たとえば、エンディングノートの作成や持ち物の整理から始めるのも良い選択です。これにより、徐々に自分のライフプランや意向を明確にし、全体の流れを把握しやすくなります。
小さなステップを積み重ねていくことが、終活を着実にやり遂げる大きな一歩となります。
まとめ
今回は、30代からの終活ですべきことやコツ、注意点などについて解説しました。
終活は、自分の人生を振り返り、今後の生活を豊かにするための大切な活動です。
おさらいになりますが、30代からの終活ですべきことは、以下の5つです。
- ①エンディングノートを作成する
- ②持ち物や人間関係を断捨離する
- ③資産の整理と形成を始める
- ④デジタルデータや契約を見直す
- ⑤死ぬまでにやりたいことリストを作る
上記のように行動すれば、さまざまメリットを受けられます。
- ①ライフプランを見直すきっかけになる
- ②親や家族とともに終活を考える機会になる
- ③持ち物や人間関係を整理できる
- ④スッキリとした暮らしが手に入る
- ⑤家族の負担を軽減できる
30代での終活は決して早くはありません。若いうちから始めるからこそ、残された人生を有意義に過ごすための準備がたくさんできるのです。
今日が一番若い日です。これを機に、自分らしい人生を整えていきましょう。